子宮内膜症やヘルニアの痛みは漢方や病院治療で改善│病気基本ガイド

先生

脊椎が圧迫される病気

難病指定されています

先生

背骨の骨と骨の間は靭帯で補強されています。背中側で脊髄の前側にある後縦靭帯が厚くなり骨のように硬くなってしまうと脊髄が圧迫されて、手や足、しびれや痛み、運動障害をきたす病気が後縦靱帯骨化症です。この病気は欧米人に比べて日本人で高頻度に発生することが知られており、中年以降で50歳前後で発症することが多く、男女比では2:1と男性に多いこと報告されています。原因は特定されていませんが、糖尿病や肥満の人に後縦靱帯骨化症の発生頻度が高いことが知られており、その他としてカルシウムビタミンDの代謝異常や遺伝的素因などが考えられています。病気の進み方は様々で、軽いしびれや鈍痛が長年続く人、数ヶ月から数年で手足の動作がかなり悪くなる人もいます。

症状や治療

後縦靱帯骨化症では頸椎、胸椎、腰椎の部位が骨化します。最も多く発生する部位は頸椎で首筋や肩甲骨周辺や指先の痛みやしびれがあります。さらに進行すると痛みやしびれの範囲が広がり足のしびれや足が思うように動かない等の運動障害や手指の細かい動作が困難になってしまいます。重症になると排尿障害が出現したり、一人での日常生活が困難になることもあります。胸椎の部位が骨化すると下肢の脱力感やしびれが始り進行すると排尿障害や歩行が困難が出現します。腰椎に骨化が起こると歩行時の下肢の痛みやしびれ、脱力感が出現します。後縦靱帯骨化症の治療は保存療法と手術療法に分けられます。保存療法の場合は骨化によって圧迫されている神経を保護することが治療の目的となります。安静保持を保つため固定装具を装着したり牽引をします。痛みが強い場合は筋弛緩剤や消炎鎮痛剤を使用します。しびれや運動障害にはビタミンB剤が用いられます。細かい動作が困難になったり歩行障害などの脊髄症状がある場合は手術療法の適応になります。骨化の状態や部位によって様々な方法があります。